エントリーフォーム最適化(EFO)でお問い合わせの数を増やす。その3
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ソーシャル・マーケティング協会 代表理事の白鳥友康です。

エントリーフォーム最適化(EFO)のポイント、前回の続きです。
★魅力的な文章で入力を促す
前回、「お問い合わせフォームは、セールスページだと思え」とお伝えしました。つまり、お問い合わせをしてもらうために最善を尽くせ。ということです。
よくあるパターンですが、お問い合わせフォームの上部にそっけなく「下記のフォームに必要事項を入力して、送信ボタンをクリックしてください。」と記載されていることがあります。これは非常にもったいないです。
せっかくお問い合わせフォームまでユーザーが辿り着いているのに、そっけない文章ではお問い合わせをせずに離脱してしまいます。最後の背中を押してあげる説明文を用意して掲載しておきましょう。
★「クリア」ボタンは必要ない
フォームの項目に入力をした後、「確認画面を見る」ページに移動しますよね。その時に「クリア」とか「リセット」というボタンが設置されているのを見たことがありますよね。
このボタン、ハッキリ言って邪魔ですよね。
せっかく項目に入力した内容を誤って「クリア」ボタンをクリックしてしまって消してしまった人も多いと思います。同じ内容を二回入力する辛さは想像以上です(苦笑)
確認画面まで移動したら、後は「送信」ボタンだけあれば良いです。送信したくないユーザーは、そのまま画面を閉じます。そもそも「クリア」ボタンなんて必要なかったのです。
ちなみに、海外のお問い合わせフォームには、ほとんどの場合、入力確認画面がありません。なぜ日本のフォームには確認画面があるのでしょう?ユーザーにひとつのアクションを要求する度に離脱数が増えるのですから、確認画面は必要ないはず。
これは検証していませんが、恐らく確認画面が無いほうがお問い合わせ数が増えるでしょう。後でデータを取って検証してみたいところです。
★必須項目を※で示さない
項目名の横に「※」が記載されていて、フォーム欄外に「※は必須項目です」と記載されているフォームが多いですよね。なぜこういった表記方法が広まったのかは不明ですが、「※」と記載されている部分に「必須」と記載したほうが、ずっと分かりやすいです。
たった1文字の違いですから、スペースが足りないということでは無いでしょう。簡単に変更できる部分なので、ぜひ「必須」と記載してあげてください。
★記入例を記載する
入力項目欄を羅列するだけでも良いですが、項目の内容によっては、どんな内容を記載すれば良いか分かりにくい項目もあります。そんな場合、近くに記入例が記載されていれば、項目に入力すべき内容をひと目で伝えることが可能です。
自分が入力するときも、意外と記入例って見ていると思いませんか?これも簡単な変更なので、ぜひ記入例を記載してあげてください。
★その他、細かいポイント
さてさて、エントリーフォーム最適化(EFO)について、ここまで説明してきましたが、実は、改善したいポイントは、もっともっとたくさんあります。ですが、実際に導入しようとするとプログラミングが必要だったり、簡単に導入できない項目も多いです。
例えば、
◯半角全角は自動変換する
◯エラーは入力中に表示する
といった改善点は、エントリーフォーム最適化(EFO)にとても効果の高い手法ですが、これはプログラミングが必要になりますので、導入の敷居が高いです。エントリーフォーム最適化(EFO)は、取り組み始めると奥が深く、細かいポイントを含めると、対応策は無限と言っても良いでしょう。
この記事では、プログラミングの必要が無い、「簡単に導入できるけれど効果の高い改善点」に絞ってご紹介いたしました。まずは、ここに記載されている内容から取り入れてみてもらえると嬉しいです。
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