「共感」がクチコミを誘発するからこそ生じる危険
投稿日時:
最終更新日時:2013/03/17 07:03
この記事は約 3 分で読めます。
大丈夫、あなたなら出来る!
ソーシャル・マーケティング協会 代表理事の白鳥友康です。
?ソーシャル時代のマーケティング・マインド【第4回】
前回は、Facebook、Twitterがメインとなるソーシャル時代では「クチコミを誘発するために「共感」が大切」というお話をしました。また「クチコミは商品、サービスを購入した人だけでなく、ニュースで見ただけの人からも発生する」という点も重要なので再確認しておいてください。
さて、この2点が揃ったときに気を付けなければいけない視点があります。それは…
★悪い行いや悪い評価は、たちまち世間に知れ渡る
「悪事千里を走る」という ことわざ があるように、ネガティブな共感はポジティブな共感よりも拡散しやすいものです。最近の事例では「食べログ」での業者による順位操作などを思い浮かべる方も多いでしょう。
ここで先ほど確認していただいたポイントを思い出してください。「クチコミは商品、サービスを購入した人だけでなく、ニュースで見ただけの人からも発生する」という点です。
「食べログ」のやらせ事件のニュースを「いいね!」や「コメント」「シェア」をした人のなかで、どれくらいの人数のユーザーが実際にその店舗で飲食をした経験がある人だったでしょうか。
恐らく「ニュースを見ただけ」という人が大多数だったはずです。結果、その店舗で飲食経験がある人の数からは想像できないほど大量のクチコミが発生しました。ユーザーは「だまされた!」というネガティブな共感によって行動を起こしたわけです。
Facebook、Twitterが登場する以前のクチコミは、商品、サービスの購入者が発信することがほとんどでした。しかし、今は違います。「だまされた!」というニュースを見ただけの人もクチコミをする時代です。
食べログの順位操作では「お金を使って順位をアップすればウハウハじゃん」という心理が運営側にあったはずです。その心理こそが、第一回でご説明したマスメディア中心時代に育まれた危険な考え方というわけですね。
「ソーシャルメディアでは、企業は交流の場所を借りているだけ」そのコミュニティの中で、突然お金をチラつかせて我が物顔で振舞えば、反感を買うのは当然ですね。
次回は、「ソーシャル時代のブログとFacebookの使い分け」についてお伝えします。
—
前回の記事はこちら
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=416447145063884&set…
無料プレゼント
【Web担当者向け】SNS集客の全体像を55分で把握できる動画
受講料50万円で提供していた【ソーシャル・マーケティング認定コンサルタント養成講座】のエッセンスを凝縮した動画を無料プレゼントしています。
関連記事
-
【facebookよろず相談】
先日こんな質問をいただきました。———————…
-
廃業しかないのか… 本質を「知る者」と「知らざる者」
【店舗ビジネス再生 完全無料オンラインセミナー】が本日【20時から】放送となります。http://active-center.i…
-
メールやLINEで告白ってどう思いますか?
いろんな意見が交わされてます。罰ゲーム。確かに(苦笑) 「え、罰ゲームくらいにしか使われないでしょ?」「一昔前よりは あり なん…
-
【知っておきたいSEO対策の基本】
Meta Keywords には適当なキーワードをいくつか設定して放っておけば良いのです。検索エンジンも訪問者もそれを見ることは…
-
ホームページから商品が1つも売れたことが無ければ、どこが悪いのか分からない。
ホームページから商品が1つも売れたことが無ければ、どこが悪いのか分からない。 SEOは手段の一つに過ぎない – IB…
-
パターン認識の重要性とマーケティングの才能について
「KY」という言葉が流行りました。「空気が読めないこと」を「KY」というわけですが、空気が読めない人は、なぜ空気が読めないのでし…
-
ソーシャル・マーケティングの本質は情報発信
一般社団法人日本マーケティングコーチ協会さんの講座で「ソーシャル集客」について講義をしてきました^^…
-
人気のキーワードを調べるには。
Ferret+ http://jp-ferret.com/ というツールが使えます。無料で使えるので試してみてください。月間1万…
-
女性経営者向けにFacebookセミナー行ってきます!
本日14時より、千葉県中小企業団体レディース中央会「女性経営者等交流会」にてFacebookセミナーを開催です。スライド資料も準…
-
「文章の長さと面白さの関係」のあまりの凄さに戸惑いを隠せない
ここ数日、マイルドヤンキーの話を書いていて気がついたことがあります。 【文章が長くなる時は、ツマラナイ確率が高い!】 書く前にだ…