ソーシャルメディアでは今までの考え方が逆効果になりかねない
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ソーシャル・マーケティング協会 代表理事の白鳥友康です。
ソーシャルメディアでは今までの考え方が逆効果になりかねない
?ソーシャル時代のマーケティング・マインド【第1回】
こんにちは。
ソーシャルメディア専門ウェブ制作会社
代表の白鳥友康です。
すでにマスメディア中心の時代は終わりを告げました。ソーシャルメディアをマーケティングに活用するなら、それに合わせた正しい心構えを身につける必要があります。この連載では、マーケティングにおけるメディアの役割とその手法の変遷を追いながら、ソーシャル時代のマーケティング・マインドについて説明していきます。
★お金がすべて!? マスメディア中心の時代
まずは、ソーシャルメディアが誕生する前、日本では高度経済成長期?バブル崩壊あたりまでの時代に特に適用されていた考え方、皆さんご存知「AIDMA」です。ローランド・ホールが提唱した、ユーザーが商品を購入するまでに通るステップを示したものですね。
よく知っている方も多いとは思いますが、マーケティングの変遷を知ることで、ソーシャル時代の対策が見えてきます。改めて再確認してみてください。
◯Attention 注意 「何だろうこれ?」
◯Interest 関心 「面白そう!」
◯Desire 欲求 「欲しい!」
◯Memory 記憶 「覚えておこう」
◯Action 行動=購買 「買っちゃった」
テレビや雑誌などのマスメディアから商品を「認知」し、興味、関心を持つことで、欲しいという欲求が生まれます。その欲求が強くなると、覚えておこうと記憶される「感情」の変化を経て、商品の購入という「行動」に至るという法則です。
このAIDMA式のマーケティングで重要な点は、マスメディアがとても大きな役割を担っているということです。商品の認知から、感情を動かし、購入させる直前まで、すべてをマスメディアが担当しています。
この時代のマーケティングは、一般ユーザーの情報源がテレビ中心だったため、マスメディアを活用できる企業、つまりたくさんお金を使える企業が勝つという、単純明快なルールでした。
しかし、このルールはソーシャル時代には通用しません。「お金を使えば売れるんでしょ」という考え方がとても危険なのです。どうして危険なのかは、次回以降にご説明しますね。
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