ソーシャル・マーケティング協会 代表理事 白鳥友康の公式ブログ。Facebook、Twitter、YouTube、LINEなど、ソーシャルメディアを活用、集客する方法を無料でお届け。

ソーシャル★マーケティングの教科書 改訂版

Facebookはロングテール。購入率は高いがアクセスが少ない

 投稿日時:

この記事は約 4 分で読めます。

大丈夫、あなたなら出来る! 
ソーシャル・マーケティング協会 代表理事の白鳥友康です。

?ソーシャル時代のマーケティング・マインド【第6回】

こんにちは。
ソーシャルメディア専門ウェブ制作会社
代表の白鳥友康です。

前回は「ブログとFacebookを両方やるべき」と書きました。今回はその理由についてご説明いたします。

★最初に商品を知るメディアによって購入率が大きく変わる

説明に入る前に、前回お伝えした「ユーザーが商品、サービスを購入する時の行動パターン」を思い出してください。この3パターンです。覚えていますか?


A)マスメディア→Google パターン

テレビなどのマスメディアで商品を知って興味を持つ。商品名でGoogle検索をし、価格比較サイトでクチコミを閲覧。商品の特徴などを詳細に調べ、いろいろな商品と比較のうえ、一番安いお店か、信頼感のあるAmazonで購入。

B)クチコミ→Google パターン

友人知人のクチコミから商品に興味を持つ。商品名でGoogle検索をし、価格比較サイトで金額を比較、いちおうクチコミをチェックして、一番安いお店か、信頼感のあるAmazonで購入。

C)悩み、欲求→Google パターン

現実世界での悩みや欲求を解決したいと願い、それに関連するキーワードでGoogle検索をする。検索一覧から自分の悩みや欲求の解決に関係のありそうなブログやホームページをいくつか閲覧し、商品名を知る。商品名でGoogle検索をし、価格比較サイトでクチコミを閲覧。商品の特徴などを詳細に調べ、いろいろな商品と比較のうえ、一番安いお店か、信頼感のあるAmazonで購入。

◯Aパターンの場合

「マスメディアで商品を知って興味を持つ」とあります。ユーザーは受動的に商品名を知るわけです。そして商品に少し興味を持ったら、今度は感想などが書いてありそうなブログ、または直接レビューが読めるクチコミサイトで「商品の特徴などを詳細に調べ」るわけです。

つまり、まだ購入することを悩んでいる状態なんですね。興味が欲求まで辿り着いていない状態です。これが重要です。

◯Bパターンの場合

「クチコミから商品に興味を持つ」とあります。ここでもユーザーは受動的に商品名を知ります。しかし、Googleで検索してから、今度は「いちおうクチコミをチェックして」とあります。

ここが重要です。商品名で検索している段階ですでに、興味が欲求に高まっている状態なのです。購入をする想定で検索しているわけですね。

◯Cパターンの場合

「悩みや欲求を解決したいと願い」とあります。まだ明確に商品が決まっていない状態です。しかし、何かを解決するために能動的に情報を収集している状態です。

そしてブログやクチコミサイトで、その欲求を解決してくれそうな商品と能動的に出会います。このあたり重要なので覚えておいてください。

★クチコミ経由のユーザーは購入率が高いが、アクセス数が少ない

さて、この3パターンのうち「最もアクセス数が多いパターン」と「最も購入してくれる確率が高いパターン」「最も購入数が多いパターン」はどれでしょうか?

皆さんお分かりかと思いますが、Bの購入率が一番高いですね。つまりFacebook経由のユーザーの購入率が高いとも言えます。また、アクセス数が多いのはどれでしょうか? Aですね。マスメディアでたくさんお金を使えば、より多くの人に情報を届けることが可能です。購入数が最も多いのはどれでしょうか? 商品によると思いますが、Aが一番多いでしょう。それぞれのパターンに合わせて並べると

◯アクセス数が多い A>>C>>B
◯購入率が高い B>C>>A
◯購入数が多い A>C>>B

となります。アクセス数をたくさん流せるパターンは購入率が低く、購入率が高いパターンはアクセス数が少なくなるのが特徴です。そして、購入数が多いのが AとC であることに注目してください。

この相関表を重要なので覚えておいてください。長くなったので次回に続きます。短くまとめるのは、なかなか難しいですね(苦笑)


この連載の他の記事
【第1回】ソーシャルメディアでは今までの考え方が逆効果になりかねない
【第2回】ソーシャル時代の赤ちゃん誕生。ユーザーの情報は企業の情報より信頼できる
【第3回】クチコミがマスメディアと同じ影響力を持つ時代
【第4回】「共感」がクチコミを誘発するからこそ生じる危険
【第5回】ブログとFacebookを両方やる必要ってあるの?

カテゴリ - 未分類
タグ - 

無料プレゼント

【Web担当者向け】SNS集客の全体像を55分で把握できる動画

受講料50万円で提供していた【ソーシャル・マーケティング認定コンサルタント養成講座】のエッセンスを凝縮した動画を無料プレゼントしています。

ダウンロードはこちら

  関連記事

5/15のソーシャルネットStats(Facebook Twitter)

スポンサー記事のクリック単価アップも効果あり。段々とfacebook広告の入札価格が上がっているみたい。 おそらく利用者が増えて…

2016-03-24-10.03.06
iPhone、AndroidからYouTubeチャンネルに動画をアップロードする方法

  ビデオカメラや高性能のパソコンが無いとYouTubeに動画をアップできない?? そんなことはありません。スマホひと…

Using Facebook Brand Assets
[ほぼ日] Facebookのアイコンやロゴをチラシやホームページで使いたい!

チラシやホームページなどでFacebookのロゴや「いいね!」の手のマークが使いたい時って意外とありますよね。実は、Facebo…

no image
動きの早いソーシャルメディア業界の情報の中から、これだけは読んでおきたいニュースを白鳥がピックアップ!

[2012/09/13 : vol.024] ————— あなたの「…

no image
【facebookページの運用のコツ】投稿は写真付きで

写真のコメント文には420文字の制限がありません。ある程度の長さの文章は、それだけで説得力があります。ノート機能で420文字制限…

Modern business concept
[ほぼ日] ブログが2倍アクセスアップするfacebookの使い方

  ブログとFacebook、ブログとホームページはそれぞれ役割が違うので、別のメディアとして相互に活用していくと良い…

02_0002
[ほぼ日] 必見!LINE@活用術。ファンをつかむ運用の秘訣

動きの早いソーシャルメディア業界の情報の中から、これだけは読んでおきたいニュースを、一般社団法人ソーシャル・マーケティング協会 …

20150324235253
なるほど。jQueryで処理するって手もあったな。

プログラム処理が動くので多用すると重くなりそうですが、CSSだけで対応しにくいデザインの場合は使えそう。jQuery+CSSでか…

僧侶
【三日坊主も100回続ければ1年】

毎日ブログを書く。毎日メルマガを発行する。毎日Facebookに投稿する。なんでもそうですが、毎日やることを習慣にするのは大変。…

no image
【知っておきたいSEO対策の基本】

SEO対策としてページタイトルに企業名を入れるなら一番最後が良いでしょう。 あなたの企業名が非常に認知度の高いものでないならば、…